ゆり形成内科整形

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黒あざについて

黒あざ

黒あざ

メラニン色素が皮膚の中に増えてできる色素異常で、小さいものはホクロ(母斑細胞母斑)、大きいものでは体の大部分を占める、巨大色素性母斑というものもあります。
生まれつきあるものと生まれてから出てくるものがありますが、気を付けるべきは、爪の下、指先、足の裏、手のひらにできるものは時々悪性のガンになりますので要注意です。

色素性母斑

ほくろのような小さいものから、巨大なものまでありますが、母斑細胞がメラニン色素を作りだすために、褐色や黒色に見えます。 中には毛が生えたり、表面がデコボコになっているタイプもあります。

1. 小さいものはどうやって治療するの?

電気分解という方法やCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)などで黒アザを焼きとる方法が数ミリまでのものには有効です。
ほかにもメスや穴あけパンチでくり抜く方法もあります。

2. 大きいものはどうやって治療するの?

悪性化の心配がないものは、CO2レーザーやQスイッチレーザーなどを組み合わせて治療を行います。
レーザーでは治りきらない部分や跡が目立つ場合に、その部分を切り取って形成外科的に縫い縮めます。

3. さらに大きいものはどうやって治療するの?

2〜3回に分けて切り取る手術や、皮膚移植、ティッシュエキスパンダーというシリコン風船を挿入してまわりの皮膚を伸ばしてから切り取る手術などさまざまです。
中でもティッシュエキスパンダーは得意な手術です。

ホクロ(母斑細胞母斑)

小さいものは幼いころから出来てくるタイプ。 大きいものは黒アザと呼ばれ、生まれたときにできています。
特に大きなものや多発しているものは、母斑症と呼ばれる総合的な疾患である場合があるので、専門的な検査が必要となります。
毛が生えているものは獣毛性色素性母斑とよばれ、悪性化したりすることもあります。

1. 治療はどうするの?

見た目が気になれば治療を検討しましょう。悪性の心配がある場合には組織検査を行います。
CO2レーザーやQスイッチレーザーなどを組み合わせての治療もアリです。

巨大色素性母斑

「獣皮様母斑」や「水着様母斑」ともいいます。生まれつき現れている母斑で、20cm以上の色素性母斑のことを指します。
患者さんごとに治療方法はさまざまです。経験の多い専門医にまずはご相談ください。

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